【ふなばしアンデルセン公園】岡本太郎の平和を呼ぶ像はなぜいつからあるの?

 

こんにちは、船橋在住のマダム・メロディーです。年パスでアンデルセン公園をウォーキングしながら季節の花々を楽しんでいます。

このブログは、アンデルセン公園のタイムリーな情報を発信していきたいと思っています。

 

私は、北ゲートからほど近い所に住んでいるので入園はいつも北ゲートからです。この北ゲートを入るとすぐに岡本太郎作「平和を呼ぶ像」がデーンとそびえたっています。

 

 

両手を宇宙に向けてあげているようなポーズで、太陽のような顔らしきものが前後両方にあります。どちらが前とか後とかはないと思いますが両方が違っていて、どちらもとても力強い表情をしています。

夏の青空に似合うとても美しいオブジェだと思います。

 

でも、どうして岡本太郎の作品がアンデルセン公園にあるのでしょうか?そしていつからあるのでしょうか?

いつも気に留めずに前を通り過ぎていましたが、いまさらですが調べてみました。

 

平和を呼ぶ像について

アンデルセン公園は船橋市の市制50周年を記念して1987年(昭和62年)に「ワンパク王国」という名前で開園しました。開園した初年度に33万人の入園者でにぎわったそうです。

 

そしてその翌年の1988年(昭和63年)船橋市の平和都市宣言の記念モニュメントとしてワンパク王国入り口付近に平和の願いを込めた岡本太郎作の平和を呼ぶ像が建立されました。

その除幕式には岡本太郎ご本人も立ち会ったそうです。

 

平和を呼ぶ像はアンデルセン公園の前進であるワンパク王国時代からずっと公園の成長を見届けていたんですね。

 

今年は2022年(令和4年)なのでもう34年も経つなんて驚きでした!

像は今日も美しく天に向かってそびえていました。手入れが行き届いているのが分かりますね。

 

ちなみに「ふなばしアンデルセン公園」という名前で新装開園したのは1996年(平成8年)との事です。

岡本太郎さんについて

岡本太郎は「芸術は爆発だ!」の名言で有名な日本の偉大な芸術家です。TVで共演した片岡鶴太郎氏の芸術センスもいち早く見抜いたそうですよ。

それでは簡単に生い立ちをご紹介します。

岡本太郎さんの生い立ちについて

 

岡本太郎は1911年神奈川県で生まれます。子供のころから独特の感性の持ち主だったらしく、小学校を何度も退学・また違う学校に入学を繰り返したそうです。

やがて自分らしく生きられる学校を見つけ成長し、東京美術学校(現:東京芸術大学)に進学しました。

在学中、フランスに駐在することになった父に岡本太郎も付いていくため、大学は休学しその後退学します。

そして、両親が先に帰国した後も太郎はフランスに残り、フランスには1930年~1940年と10年間も滞在しています。

フランス滞在中には絵を描く意義に迷い、全く関係ないことを勉強することもあったようです。これもまた見聞を広めることに繋がっているのかもしれないですね。

そんな中、フランスで運命の出会いパブロ・ピカソの作品を眼にします。ピカソを超えることを生きがいに太郎は芸術に没頭していく事になったのです。

戦争から復員後も精力的に活動し続け、TV出演してお茶の間の人気者になっていきます。

また、スポーツ万能でピアノもプロ並みの腕前だったとの事です。

そして1996年(平成8年)満84歳で没するまで独身を貫きました。その才能を受け継ぐ遺伝子が残されなかったは少し残念な気がしたのは私だけでしょうか・・・。

岡本太郎さんの作風について

岡本太郎は「抽象の様式こそ伝統や民族、国境の障壁を突破できる真に世界的な二十世紀の芸術様式なのだ」と語っていたそうです。

力強さと柔らかさを感じる岡本太郎の作品は見る人によって自由な解釈ができるという事ですね。

 

国内でもっとも有名なのは、大阪万博で話題になった「太陽の塔」ですね。太陽の塔は永久保存になっていて、今でも大阪の万博跡地で実際に見ることが出来ます。

予約制で太陽の塔内部にも入ることが出来るとの事。どれほどのサイズなのか、私も実際に見てみたいです。

岡本太郎さんの作品が見られる場所

東京南青山の住居兼アトリエだった場所に岡本太郎記念館、また生誕の地である川崎市に作品のほとんどを寄贈したため、川崎市は岡本太郎美術館を開館させました。

 

その他にも単体のオブジェが各地にあります。

 

千葉県内では浦安市運動公園で貴重な芸術作品を見ることが出来ます。公園内には「躍動の門」含め3点の岡本太郎作品があります。

 

公園入口にある高さ17メートルの「躍動の門」が強烈な存在感を放つ

千葉日報より 高さ17m幅10mの「躍動の門」

 

今回調べてみて、空の下で輝く岡本太郎作品「平和を呼ぶ像」が大好きなアンデルセン公園にあって、芸術作品を直に見て触れられることをとてもうれしく思いました。

 

別のゲートをご利用の方も、せっかくアンデルセン公園に来たなら「平和を呼ぶ像」を鑑賞して下さいね。そばには地元牧場のおいしいジェラートが楽しめるアルトポンテもあります。

 

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